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花粉症用の内服薬の効果は、個人差があります。
この記事は、
「内服薬を飲めば、それなりに症状は軽くなるものの、あいかわらず目は痒いし鼻水もたれる」
という方のためのものです。
この記事は、以前書いた記事から冗長な部分を取り除き、大幅に修正・加筆したものです。
まず、市販薬しか飲んでいない人は、病院に行って医師の処方薬をもらいます。
何種類か処方薬を試しても、「やっぱり目は痒いし、鼻水鼻づまりも酷い」という人は、次のステップに進みます。
内服薬があまり効かない人は、点鼻薬を試してみるといいと思います。
ただし、点鼻薬には、いくつか落とし穴があります。
まず、鼻が詰まるたびに安易にブシュブシュやっていると、「鼻づまりを治す薬のせいで鼻づまりになり、しかもそれが慢性化する」という、本末転倒な状態になることがあります。
いわゆる「薬剤性の肥厚性鼻炎」というやつです。
10年ほど前だったか、私は病院へ行くのがめんどくさいので、市販の点鼻薬を使っていました。
最初のうちは、これはそれなりに効果があったんです。
しかし、しばらく使っているうちに、効きが悪くなってきました。
点鼻薬を噴霧して数時間経つとまたすぐに鼻づまりになるようになってきて、一日に何回も点鼻薬を噴霧するようになりました。
それを続けているうちに、どんどん効かなくなってきました。
それどころか、花粉がたいして飛んでない日でも、しょっちゅう鼻が詰まるようになってしまいました。
そのときは知らなかったのですが、市販の点鼻薬には「血管収縮剤」が含まれているものがあり、そういう点鼻薬はあくまで「短期」の使用が前提なのだそうです。
それを長期に渡って使うと、だんだん効かなくなってくるどころか、花粉があまり飛んでないときまで鼻づまりになるという酷い状態になり、しかも一度その状態に陥るとかなり治りにくいという話です。
たぶん、説明書にはちゃんと書いてあったのでしょうが、ものぐさな私はちゃんと説明書を読まなかっため、こんなことになってしまったんですね。
(私が陥った状態が「薬剤性の肥厚性鼻炎」だったのかどうかは、わかりませんが)
ステロイド点鼻薬は認可されてからまだ日が浅い処方薬のようで、私が一昨年に病院でナゾネックスを処方してくださいと医師に言ったときは、その医師はナゾネックスを知りませんでした。処方すべき量も最初は間違えており、あわてて処方量を変えたりしていました。
最近でも、他の花粉症の方から、自分からステロイド点鼻薬を医師に要求してはじめて処方されたという話を聞きました。
そういうわけで、処方されないことも多いのですが、これは、効く人にはかなり劇的に効くことがあるようです。
鼻づまりが酷くて口でしか息が出来なかった知り合いは、ナゾネックスというステロイド点鼻薬を使うようになってから鼻で息ができるようになったということです。
また、私自身もナゾネックスを使用しており、実際にそれなりの効果を体感しています。
内服のステロイド剤だと副作用を心配する方もいらっしゃると思いますが、ステロイド点鼻薬の場合、少なくとも理屈の上では「局所的にだけ」ステロイドが作用して組織内ですぐに分解されるということで、全身への影響は少ない(はず)ということです。
「ステロイド点鼻薬」をまだ処方されたことのない方は、お医者さんに相談してみるとよいかもしれません。
ある花粉症の方は、血管収縮剤タイプの点鼻薬と、ステロイド点鼻薬の両方をセットで医師から処方されたという話をしていました。
使い方としては、まず、血管収縮剤タイプの点鼻薬で一時的に鼻づまりをとって、鼻を通るようにしてから、ステロイド点鼻薬を奥まで吸い込むようにするとのことです。
鼻づまりの状態では、ステロイド点鼻薬が奥まで届かないという問題があります。
そこで、血管収縮剤で一時的に鼻を通してから、ステロイド点鼻薬を奥まで通すという戦術を使うという話のようです。
ナゾネックスというステロイド点鼻薬の場合、一日一回だけの噴霧で済みますから、
この戦術なら、血管収縮剤タイプの点鼻薬を頻繁に使う必要はないので、前述したような、血管収縮剤タイプの点鼻薬の使いすぎが引き起こす問題も起きにくいというわけです。
「ステロイド点鼻薬を使えば症状は軽くなるものの、あいかわらず鼻水もくしゃみも出る」
という人もいます。
そういう人は、他の方法も併用することになります。
ここでは、今まで私が試した花粉症サプリメントが、私にどのくらい効果が出たかに簡単に触れてみます。
まず、以下のサプリメントは、飲んでいる期間と、飲んでいない期間で、症状を注意深く観察してみましたが、違いが全く分かりませんでした。
私には、ほぼ効果ゼロでした。
Noale(ノアレ) KW乳酸菌(タブレット) 30粒
また、ヨーグルトも、それを大量に摂取している期間とそうでない期間を設けて、注意深く比較してみましたが、やはり私には全く効果はありませんでした。
唯一、べにふうきだけは効果を体感できました。
鹿児島産100%駒井園の「べにふうき粉末茶」80g
しかしながら、べにふうきの効果が出ているのは非常に短い時間でしかなく、この効果を持続させるためには、2~3時間毎にべにふうきを摂取し続けなければならないのですが、べにふうきの有効成分を十分に摂取するためには粉末で飲まなければならず、粉末にすると、有効成分だけでなくカフェインも大量に湯中に溶け出すので、結果としてカフェインの過剰摂取で体調がおかしくなって、やめてしまいました。
ものすごくカフェインに強い人なら、べにふうきもありかもしれませんが、私はべにふうきは断念しました。
また、スギ茶を飲んだら、すぐにものすごい下痢になることが分かったので、すぐに中止しました。
【花粉症対策】 杉檜茶
というわけで、いまのところ、わたしとしては、
「花粉症のサプリメント効かなすぎワロタ」
という感想です。
花粉症の内服薬や点鼻薬の臨床試験データを一つ一つ調べていくと、多くの臨床試験において、プラッシーボ効果は実薬の純粋な効果に匹敵する可能性が考えられます。
たとえば、アレグラという花粉症内服薬の臨床試験のサマリ部分を以下に引用してみます:
「プラセボ効果」が「プラセボと実薬の差分」に匹敵する可能性が見て取れます。
つまり、医師からアレグラを処方されて花粉症の症状が減少した(もしくは実際には減少してないんだけど減少したと「感じた」。もしくはその両方。花粉症の場合、主観的症状減少の実生活上の意味をどのようにとらえるかで、この可能性の部分をどう評価するかという点は議論の余地がある。以下同様)として、その減少分のうち、「この薬を飲めば、症状が減少するに違いない」と「信じた」ために症状が減少した分は、アレグラ自体の効果による症状減少分に匹敵する可能性があるということです。
これは、ある意味、
信じる者は、ホントに救われてしまう
という可能性があるということなんじゃないでしょうか。
このことから、
市販薬よりも、病院で医師から処方薬をもらった方が効果が大きい
ということになる可能性が考えられます。
病院と医師というのは明らかに現代の権威であり、
かつて教会と司祭が持っていたのと同じような効果を持っていると思うのです。
ビジュアル的にも、あの白衣は僧服に匹敵するものです。
とくに日本人の場合、宗教よりも科学に権威を感じる人が多いので、
「これは、神様の霊力がこもったありがたーいお薬なのです」
と言われるより、
「これは科学的に効果が証明されたありがたーいお薬なのです」
と白衣の医師から言われて処方された方が、プラッシーボ効果は大きくなりそうに思えます。
この意味でも、私としては、市販薬を使うより、ちゃんと病院に行って処方薬をもらうことを、友人知人には勧めています。
鼻に入り込んだ花粉アレルゲンを洗い流す方法として、「鼻うがい」があります。
「鼻うがい」とは、鼻の中に水を入れて、鼻の内部を洗浄することです。
インドでは昔から行われているヨガの方法の一つのようです。
鼻の奥は意外に広い空間があり、ここは「鼻腔」と呼ばれています。
鼻うがいでは、鼻の穴だけでなく、この鼻腔も洗浄します。
「鼻うがい」は、花粉症対策として人気があるようですが、
安易に行うと鼻粘膜の線毛や粘膜面の機能を損ないやすいため、鼻うがいを推奨しない医師もいるということです。
専門家の先生方によると、鼻洗浄の注意点は概ね以下のようです。
1. 鼻洗浄は、鼻腔内を清浄化することで鼻粘膜および自然口の状態を改善するために行う。
2. 副鼻腔内に洗浄液が達することはない。
3. 鼻洗浄器を使用して鼻うがいをする場合、粘膜に与える影響を少なくするため、洗浄液は25度~30度の生理食塩水(0.9%の食塩水)を用いる。
4. 普通の水道水を使うと、浸透圧の関係で鼻粘膜に非常な悪影響を与える。これは水道水に含まれる残留塩素の影響を遙かに上回る。多少濃度が違っても、必ず食塩水を使うこと。
5. 洗浄は前屈みになって時々休憩しながら行い、片側の鼻穴から注入した液がもう一方の鼻穴から流れ出るようにする。洗浄管先端の方向は鼻の穴の向きに合わせる。鼻底と平行にし、前方(鼻背)には傾けないこと。
6. 水圧が高かったり、注入中に唾や洗浄液を飲み込もう(嚥下運動)とすると、開いた耳管に洗浄液が入り中耳炎などの原因になることがある。
7. 洗浄終了後は、前屈みのまま頭を左右に傾け、鼻腔内に残っている洗浄液を鼻から排出すること。鼻腔内に洗浄液が残っている状態で鼻をかむと、中耳炎の原因になる。
8. 一日に何度も洗浄することは避け、鼻や喉に急性炎症がある時も鼻洗浄は中止する。
9. 後鼻漏がある場合は鼻腔内に洗浄液が残りやすいので、鼻洗浄を行わない方が良い。
前述したように、昔からの鼻うがいは、決まった濃度と温度の食塩水を作らなければならないので、実際には、めんどくさくていちいちやってられません。
「ハナノア」を使えば、この問題を回避できます。
ハナノアは、「鼻うがい専用液」と専用の注入器がセットになったものです。
専用の注入器は、高さ10cm、太さ4cm程度の小さなもので、携帯可能なサイズです。
この注入器に20ml程度の専用液を入れて、鼻の穴から注入します。
このようにコンパクトなサイズに収まっているため、旅行先や出張先にも持っていくことができます。
また、簡単で素早く鼻うがいできるようになっています。1回あたり、1~2分程度しかかかりません。
私はもう何年もハナノアを使っていますが、水で鼻うがいをするように、鼻の奥が痛くなったことはありません。
そもそも鼻うがいはそんなに頻繁にやってよいものではありませんから、コスト的にも大した負担にはなりません。
私は、外出から自宅に帰ってきたときにだけ、行うようにしています。
上記で説明したのはどれも対症療法ですが、花粉症を根本的に治す治療法としてSLIT(舌下減感作療法)があります。
根治療法があるのなら、普通はいつまでも対症療法なんてやらずに根治して対症療法の必要性自体を無くすわけで、
「根治療法があるのに、なぜ、ほとんどの人は対症療法だけで、根治療法をやらないのか?」
という疑問は当然あるわけです。
この疑問に対する答えは、以下のようになります。
また、次の疑問としては、
「ホメオパシーのようなニセ科学療法ではないのか?ちゃんと効果が確かめられているのか?」
というものでしょう。
この疑問に対する答えの一つとして、平成18年4月から平成21年4月にかけて、東京都福祉保険局の東京都臨床医学総合研究所と日本医科大学に対する委託研究の形で行われた研究があります。
(この研究の詳細については、都庁のWebサイトにある「スギ花粉症の舌下減感作(ぜっかげんかんさ)療法の臨床研究報告書」をご覧下さい)
協力患者数は「研究開始時:202名、投与開始:193名、研究期間内での中止等:51名、研究終了時:142名」で、結果は以下の通りです。
この円グラフは、あくまで「継続患者」の割合であることに注意が必要です。
研究開始時202名だったのに、投与自体を開始しなかったり、研究期間内に中止したりして、研究終了時は142名になっているので、厳しめに見て、その分をさっ引いて考えると、
2段階以上の改善:142×0.43/202 = 0.3
1段階以上の改善:142×0.27/202 = 0.19
と、なんらかの効果が出たことが確かめられた患者は半数ぐらい、ということになるでしょうか。
以下のグラフを見ると、研究開始時に「最重症」だった患者は29%だったのに、それが4%に激減しているのが分かります。
(「スギ花粉症の舌下減感作療法の臨床研究報告書」より引用)
ただし、症状が軽くなったために「最重症」でなくなったのではなく実験を中止したために「最重症」にカウントされなくなった人の数をどの程度に見積もるか、という問題はあるかもしれません。
もちろん、この結果がSLITにかける費用と期間に見合うと考えるかどうかは人によって異なるでしょうが、少なくとも都内在住の私は、そろそろSLITを受けてみようと考えています。
「鼻うがい」で花粉を洗い流すのも大切ですが、そもそも鼻や鼻腔に花粉アレルゲンが侵入しないようにすることが大切です。
「花粉」ではなく「花粉アレルゲン」と書いたのは、「花粉」と「花粉アレルゲン」が別物だからです。
そして、「花粉用」マスクでは、「花粉アレルゲン」がだだ漏れになっています。
たとえば、薬局やコンビニでで売れ筋の、ユニチャームの「花粉用」と書かれた超立体マスクは30ミクロンの粒子を98.1%除去できるとのことです(メーカーに電話で問い合わせたら返ってきた回答)。
ユニ・チャーム 超立体マスク花粉用ス-パ-ふつう10枚
そして、スギ花粉の大きさは30~40ミクロンですから、花粉自体はかなり除去できます。
しかしながら、空気中には花粉よりもはるかに小さなサイズの花粉アレルゲン含有粒子がけっこうな量浮遊していることが、研究者の方々の実証実験によって明らかにされ、学会に報告されています。
たとえば、以下のグラフは、郡山女子大学の菅原文子らの研究(菅原 文子 宮沢 博 岡部 かおり 住居侵入スギ花粉エアロゾルに関する研究 日本建築学会計画系論文集 第515号 75-81 1999年1月)で測定された、屋内及び屋外で採取された花粉アレルゲン粒子の粒径分布です。
(元の論文は、数字がつぶれて読みにくいので、見やすいように、引用者が赤字の大きな文字にした数字を添えた)
これを見て分かるように、屋内でも屋外でも、スギ花粉のサイズである30~40ミクロンよりも、はるかに小さな0.76~7ミクロンのスギ花粉アレルゲン粒子が大量に浮遊していることが分かります。
以下の顕微鏡写真を見て分かるように、これは、花粉が壊れて「花粉破片」となってまき散らされるからというのが原因の一つとして考えられます。
引用元:永田文男氏
また、杉花粉表面のオービクルと呼ばれる粒子が分離して浮遊している可能性も指摘されています。
引用元:永田文男氏
この写真では、杉花粉の表面に0.2~0.5ミクロン程度の、金平糖のような形をした粒子と、それよりも小さな粒子のように見える物がビッシリと付着しているのが見て取れます。
この写真で見える粒子はオービクルやセキシンで、そのどちらにも花粉アレルゲン物質の一つであるCryj1(分子量は約4万)が含まれていることが確認されています。
以下は、スギ花粉の構造図です。
(神奈川歯科大学の中村澄夫教授の発表を、永田文男氏がレポートしたものから引用)
また、次の写真は、花粉表面のどの部分がオービクルで、どの部分がセキシンかを示したものです。
さきほどのユニチャームの「花粉用」超立体マスク(30ミクロンの粒子を98.1%除去)でかなり漏らしてしまうと思われるアレルゲン粒子粒径の部分を赤く塗りつぶすと、だいたい以下のような感じになると思われます。
15~22.5ミクロン、22.5~30ミクロンの部分が完全に赤ではなく、色を薄く塗ったのは、ほぼ除去可能とうたっている粒子の半分ぐらいのサイズまでなら、漏らしてしまう粒子量はそれほどには多くないだろうという想定からです。
目の細かいマスクほど花粉アレルゲンを防げますが、目の細かいマスクほど着用すると息苦しいという問題があります。
たとえば、N95マスクは0.1ミクロンレベルの粒子を防げますので、0.2~0.5ミクロンのオービクルでもかなり防げます。
N95 マスク 1860(レギュラーサイズ) 20枚入
このマスクが漏らしてしまうアレルゲン粒子の粒径範囲を赤く塗りつぶすと、次のようなグラフになります。
真っ白です。
漏らしてしまう花粉アレルゲンは、先ほどの研究における実験器具では測定できないほど小さなサイズのものだけとなります。
しかしながら、N95マスクを一日中着用して仕事をするのは、かなり息苦しく、厳しいものがあります。
ただ、ちょっとした外出をするときに、お買い物をする程度でしたら、許容範囲内という方もいらっしゃるのではないかと思います。
少なくとも私は、お買い物程度なら、N95マスクは許容範囲内です。
一方で、ビジュアル的な問題もあります。N95マスクは、ビジュアル的にかなり異様です。ぶっちゃけ、怪しい人に見えてしまいます。
なので、そのビジュアルも含めて「許容範囲内」の人だけが着用することになります。
なので、マスクだけで花粉アレルゲンを完全に防ぐのはあまり現実的ではないことが多く、だいたいにおいて、他の方法と併用することになる、という、わりと当たり前の結論になります。
目への花粉アレルゲンの付着も、基本的にはマスクと同じジレンマを抱えています。
ちゃんと防げるほど顔面に密着するタイプのものは苦しくて一日中着用するのは無理です。
いっぽうで、一日中、さほどの負担なく着用できるタイプは、隙間が多く、ろくに花粉の侵入を防げません。
したがって、基本的には目への花粉の侵入は大して防げないので、「目に付着してしまった後に何とかする」という戦略をとることになることが多いと思われます。
基本的には、アイボンALもしくは、それの類似品を使って洗い流すのがよいと思います。
小林)アイボンAL 500ml
これなら、比較的場所を選ばないからです。
ただし、私の場合、アイボンAL以外の方法で洗い流すことの方が多いです。
まず、外出から帰ってきたときは、アイボンALで目を洗うだけでは不十分です。
髪の毛に付着している花粉なども十分に取り除くためにはシャワーを浴びる必要があるので、シャワーを浴びるとき、手足と髪の毛と顔と目の花粉をまとめて一緒に洗い流すようにしています。
また、シャワーだけでも不十分なので、就寝前に入浴するとき、鼻をつまんで、湯に潜り、湯中で瞬きするなどしながら、目の花粉を洗い流すようにしています。
(風呂桶から足だけ出して、頭部は潜っているという、あまりかっこよくない光景になります)
したがって、アイボンALを使うのは、外出中に目が痒くなったときだけにしています。
私の場合は、医師から処方された点眼薬を使用しています。
ちなみに、「ステロイド点鼻薬があるくらいだからステロイド点眼薬もあるのでは?」と思ってWebで調べてみたら、どうも副作用のリスクがかなり高いらしく、「視力障害の恐れのあるような重大な目の病気の重症例に限って、専門医により慎重に使用される」というようなもので、花粉症レベルで使うものではないようです。
この辺の正確な情報に関しては、直接医師の方にご相談下さい。
キッチンでもトイレでも浴室でも、換気扇を回すと、給気口から部屋に大量の花粉が入ってきます。
これを防ぐために、花粉症の方は、給気口には、たとえば以下のような給気口フィルターを付けている方も多いでしょう。
ブレスト 給気口用フィルター・エリア 125 E125
エリアという給気口フィルターの商品仕様説明のWebページに記載されたフィルター性能データを元に、前述した菅原文子らの論文で出てきたスギ花粉アレルゲンの粒径分布図のうち、このフィルタが数十パーセントの単位でアレルゲン粒子をだだ漏れにしてしまう粒径分布を、大まかに赤色で塗ってみましょう。
商品仕様によれば、このフィルタの粒子除去性能は以下の通りです。
|
測定風速 (m / min) |
1.5 |
3 |
|---|---|---|
|
0.3~0.5μmの捕集効率 |
46.50% |
31.50% |
|
0.5~1.0μmの捕集効率 |
55.10% |
40.00% |
|
1.0~2.0μmの捕集効率 |
70.60% |
56.50% |
|
2.0~5.0μmの捕集効率 |
83.10% |
72.50% |
|
5.0μm以上の捕集効率 |
94.20% |
91.20% |
このデータを元に、このフィルタが漏らしてしまう粒径範囲を赤く塗りつぶしたのが以下のグラフです。
このフィルタは、それなりに効果的に機能しているものの、一方で、かなりのアレルゲン粒子を室内に侵入させてしまうことが分かります。
目の細かいフィルターは通気性能が低いため、目の細かいフィルターを給気口に取り付けると、給気口から勢いよく空気を吸い込むことができなくなってしまいます。
従って、給気口フィルタは、目を粗くせざるを得ません。
そして、目の粗いフィルタだと、花粉アレルゲンがだだ漏れになってしまうのです。
このため、少なくとも私の知る限り、市販されている給気口フィルタはどれも目が粗く、花粉アレルゲンはだだ漏れです。
ただし、「通気性能が高く、かつ、目の細かい給気口フィルタ」を自作することは可能です。
まず、目の細かいフィルターは「単位面積当たりの通気性能」が低いので、それをそのまま給気口に取り付けてもダメです。
そこで、フィルタの面積を何十倍にも増やすことで、この問題を解決します。
目の細かいフォルターの面積当たりの通気性能が数十分の一でも、面積が数十倍なら、目の粗いフィルターと同じだけの通気性能を確保できるからです。
面積を数十倍にすると、非常に広い面積が必要になって、室内だと設置するスペースに困ります。
そこで、フィルターを念入りに蛇腹折りにします。
こうすれば、広い面積を狭いスペースに押し込めることができるはずです。
ただし、その蛇腹を自分で自作する必要はありません。
すでに蛇腹になった超高性能フィルタが、数千円でいくらでも売られています。
ようは、空気清浄機用のフィルタのことです。
空気清浄機用のフィルタをよく見ると、蛇腹折りされていることが分かります。
空気清浄機用のフィルタは非常に目が細かく、かなりの花粉アレルゲンを除去することができますが、空気清浄機は、これだけ目を細かくしても通気性能を確保するために、蛇腹折り構造になっているわけです。
なので、空気清浄機用のフィルタを買ってきて、それを流用して給気口フィルタを自作します。
やり方としては、まず、以下のような空気清浄機用のフィルタを買ってきます。
HITACHI 空気清浄機用交換フィルター (EP-X20用) EPF-X20H
そして大きめのゴミ袋もしくはビニール袋を買ってきて、

切り開いて、

切り貼りして、

「ピラミッドを平たく押しつぶし、先端をちょん切った」のような形状を作り、

それでフィルターと給気口をつなぎます。
これで、できあがりです。
空気清浄機用のフィルタは脆弱なので、ちょっとこすっただけですぐに破れてしまうという問題があります。
そこで、100円ショップで厚手タイプのレンジフードフィルタやエアコンフィルタを買ってきて、空気清浄機用のフィルタをくるみます。
レンジフードフィルタやエアコンフィルタは目が粗いので、通気性能はほとんど低下しません。
これにより、まちがって多少こすってしまっても、フィルタが破れにくくなります。
高性能の給気口フィルタを自作すれば、給気口からの花粉アレルゲンの侵入はかなり食い止められますが、換気扇を回すと、室内が減圧されるため、給気口だけでなく、窓や戸の隙間からも、花粉アレルゲンが入ってきてしまいます。
これは、粘土とガムテープで念入りに目張りをすることでかなり防げます。
ポピー粘土 ※青 500g
(粘土は小学校の授業で使うものが安く売っている)
また、玄関のドアなどは、スポンジテープで防げます。
すきまテープ 2巻パック E022 10mm×15mm×2M
しかしながら、目張りをすると、花粉のシーズンはずっと窓を開けることが出来なくなってしまいます。
これは、独り暮らしの方以外は現実的ではないですし、ここまでするのは、よほど重症の方だけでしょう。
そもそも換気扇を回さなければ、窓や戸の隙間から問題となるほど大量の花粉アレルゲンが入ってくることはありません。
ですから、花粉のシーズンは、できるだけ換気扇を回さない生活をするという選択肢もあります。
まず、炒め物、ステーキ、天ぷらなど、油煙の発生するような料理はできるだけ控えるようにします。
また、納豆や焼き魚など、臭いのする食材も控えるようにします。
できるだけ、サラダなど生で食べられるもの、電子レンジで作れるもの、味噌汁やスープなどの鍋で作れるもの、パンやシリアルなど調理せずに食べられるもので済ませるようにします。
ただし、これは独り暮らしの方はともかく、ご家族のいらっしゃる方は難しいと思われます。
そのため、ご家族と同居されてる方は、別の手段を使うことになります。
換気扇を回す頻度を下げると、どうしても室内に湿気がこもりやすくなります。
朝起きてみると、窓が結露していることが多くなります。
そのため、室内でカビが発生しやすくなります。
それにも関わらず、カビキラーはなかなか使えません。塩素剤などですと、換気しながら使う必要があるからです。
この問題に対処するため、花粉シーズンが始まる直前に、部屋中のカビを念入りに根絶します。
まずエアコンを掃除していない場合、専門の業者さんに頼んで、掃除してもらいます。
それから、壁際で結露が起こりそうな場所、家具の裏、押し入れの壁、窓、窓枠など、ちょっとでもカビがないかどうか、念入りにチェックします。
そして、ほんの少しでもカビが見つかったら、カビキラーなどの薬剤をかけたり、スチームクリーナーの高温高圧の蒸気を噴霧して加熱殺菌するなどして、徹底的に根絶します。
スリムスチームクリーナーOJS-157Y 03-0523
また、カーペットを裏返したりして、部屋の隅々まで丁寧に掃除をして、カビの胞子を取り除くようにします。
こうして、シーズン前に徹底してカビを除去しておくと、シーズン中に換気が少ないために窓が結露するなどしても、カビが発生しにくくなるのです。
換気扇を回す頻度を下げると、朝起きたら、窓が結露していることが多くなります。
そのまま放置していても、日中気温が上がるにつれ、結露は蒸発してしまいます。
しかしながら、結露が完全に蒸発するまでの間、部屋の中は湿度が高い状態が続きます。
もちろん、湿度が高いと言っても、気温が低いため、夏のような高温多湿の不快さはないので、それほどたいした問題ではありません。
むしろ、湿度が高いと体感温度が上がるため、2~4月のような、まだ朝晩が冷え込む時期は、低温でも温かく感じやすいので暖房をつける頻度が減り、暖房費の節約になります。
しかしながら、湿度が高すぎるとカビが生えやすくなるので、ある程度湿度は下げた方が望ましいです。
そこで、朝起きたら、雑巾で窓の結露を拭き取って、洗面所で絞って水分を捨てるようにします。
(吸水力の大きな雑巾を使えば、たいして時間のかかるものでもありません)
これにより、日中は、比較的早い時間帯に窓の結露が蒸発してなくなるようになり、日中の部屋の湿度をより低くすることができます。
キッチンシンクやお風呂の掃除では塩素剤などを使いますから、換気扇を回さないわけにはいきません。
また、炒め物、ステーキ、焼き魚、納豆が大好きな人は、花粉のシーズン中は換気扇を回せないとなると、それらを食べるときは外食しなければならないことになります。
しかし、花粉のシーズン中でも、掃除はしたいし、たまには自宅で炒め物を食べたいところです。
そこで、これらは、できるだけ、雨の日にまとめてやるようにします。
雨の日は、花粉がぐっと少なくなるからです。
雨の日の花粉飛散状況は、たとえば以下のようになります。
花粉シーズン真っ盛りの4月なのに、花粉がほとんど飛んでいないのが分かります。
風呂やキッチンシンクで塩素剤を使って掃除し、しばらくガンガン換気扇を回す必要があるときなどは、花粉が飛んでいないタイミングを見計らって行いたいところです。
そこで雨の日を狙うわけですが、
雨が降り出してからすぐだと、まだ花粉が飛んでいます。
一方で、雨が降り出してから何時間も待っていると、雨が止んでしまったりします。
「雨が十分に空気中から花粉を洗い流していて、かつ、雨が止むまでにしばらく時間がある」
というタイミングを、できるだけ高い精度で見極めるために重要となってくるのが、できるだけ精度の高い花粉飛散予測です。
しかしながら、私の知る限り、満足のいく精度の花粉飛散予測というものはありません。
なぜ予測できないかというと、雨が降っているからといって、必ずしも花粉が飛んでいないとは限らないからです。
雨が降ってすぐは、まだまだ花粉がたくさん飛んでいます。
雨が花粉を洗い流すまでに、少しタイムラグがあるからです。
このタイムラグがどのくらいになるかは、自分の家の窓から見た雨の強さだけでは分かりません。
花粉を含んだ空気の塊は常に動いています。
どのぐらいの濃度と大きさの花粉含有空気塊が、現在どの位置にあって、現在、どちらの方向にどのくらいの速度で移動しているか、そして、それがどのぐらいの雨の強さのエリアに、どんなタイミングでぶつかるかによって、自分の家の周囲に花粉がなくなる時間帯というのは左右されます。
同様に、雨が止んでから、自分の家の周囲が花粉に覆われるまでのタイムラグについても、同様に、予測するにはちょっとコツがいります。
コツをつかみ、かつ、慣れてくると、いくつかの情報をちょっと組み合わせただけで、直感的にすぐに予測できるようになりますが。
次に、そのやり方を説明します。
前半(無料)はここで終わりです。
後半を読むにはメダル(約20円分)の付与が必要です。
この記事にメダルを付与する手順はこちらです。
※後半には花粉症対策の10個の落とし穴と、30個の効果のあった花粉症対策が書かれています。
※後半には23個の画像が本文中に埋め込まれています。
※後半の内容の半分ぐらいは3年前の記事と重複しますが、以前の記事は調査分析の途中経過まで詳細に記述しているため、読むのにかなりの時間を要します。この記事では、要点だけが簡潔にまとめられているため、より少ない時間で読むことができます。時間よりも20円の方が大切な方は、無料の過去記事の方をごらんください。20円よりも時間の方が大切な方だけ、この記事の後半をご覧下さい。また、以前の記事には書かれていない新しい情報も、かなり盛り込まれています。
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社内政治ゲームで潰されないためのティップス。
僕がまだ十代の少年だったころ、ホームステイ先のアメリカの田舎で、
「日本人は猿まねの泥棒だ」
と、憎悪と侮蔑をむき出しで言われたことがある。
その少年は、
「どうだい、日本にはこんなすごいやつはないだろう?」
と、SONY製のブラウン管テレビを誇らしげに見せてくれたりもした。
http://ulog.cc/a/fromdusktildawn/14351
これ面白いし極端でかなり良いけど、普通の人は2割りくらい参考にするくらいで力尽きてしまう気がする。
僕もひどい花粉症だったけど、なぜか体質が変ってなおってしまった。同じ時期にアレルギーと喘息もなおった。
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